歯周ポケットの奥の歯石取り(SRP)は麻酔をする?痛みと処置後の過ごし方

対象エリア:名古屋(中区・栄・名古屋駅)をはじめ、愛知・東海地方で歯のお悩みを抱える方へ。

更新日:2026年8月17日監修:村井亮介(歯科医師・DDS, MSD/日本補綴歯科学会 会員)

歯周ポケットの奥の歯石取り(SRP)は、多くの場合で局所麻酔をして行います。名古屋(中区・栄・名古屋駅エリア)でも「歯石取りに麻酔と言われて驚いた」「そんなに痛い処置なのか」というご相談をいただきます。麻酔を使うのは処置がつらいからではなく、歯ぐきの中という見えない場所を確実に清掃しきるためです。このページでは、なぜ麻酔が必要になるのか、どんな麻酔をどれだけ使うのか、処置中と処置後にどのくらい痛むのか、当日と翌日をどう過ごせばよいのかを順に整理します。処置そのものの位置づけは<a href="/treatment/perio-srp/">歯周病の検査と基本治療(スケーリング・SRP)</a>をご覧ください。

歯科衛生士が局所麻酔をしたうえで歯ぐきの中の歯石を細い器具で丁寧に除去している様子を示した図

先に結論

  • 歯ぐきの上の歯石取りは麻酔なし、歯ぐきの中の清掃(SRP)は麻酔ありが基本
  • 麻酔を使う目的は「痛みを消すこと」と「器具を根の先まで届かせること」の両方
  • 使うのは歯科でごく一般的な局所麻酔で、1区画あたり1〜2本分が目安
  • 処置中の痛みはほぼ感じないが、器具が当たる振動や圧は伝わる
  • 処置後2〜3日は歯ぐきがしみたり噛むと違和感が出ることがあり、多くは1週間以内に落ち着く
歯ぐきの上と中で、処置も麻酔の要否も変わります。
処置対象の場所麻酔体感の目安
スケーリング歯ぐきの上に見えている歯石原則なし振動と冷たい水。しみることがある
SRP(ポケット内清掃)歯ぐきの中、根の表面あり(局所麻酔)押される感覚のみ。痛みはほぼない
再SRP改善が不十分な部位あり初回より範囲が狭く短時間
メンテナンス時の清掃浅くなったポケット原則なし短時間で終わることが多い
※必要かどうかはポケットの深さ、炎症の強さ、痛みの感じ方によって一人ひとり違います。麻酔を使わずに進める判断も普通にあります。

歯石取りとSRPは別の処置

「歯石取り」という同じ言葉で呼ばれていても、歯ぐきの上を掃除する処置と、歯ぐきの中に入って根の表面を触る処置は、内容がまったく違います。 歯ぐきの上に付いた歯石は目で見えます。器具の先や超音波の振動で崩して落とせばよく、時間も1回15〜30分程度です。ここで麻酔を使うことはほとんどありません。 一方、ポケットの中に入り込んだ歯石は見えません。歯ぐきという蓋の下で、根の表面にセメントのように固着しています。これを取り除くには、細い器具を歯ぐきと根のすきまに数ミリ差し込み、指先の感触だけを頼りに根の形をなぞりながら削ぎ落としていきます。この、見えない場所を触覚だけで確実に仕上げる作業がSRP(スケーリング・ルートプレーニング)です。 つまり麻酔が出てくるのは、処置が乱暴だからではなく、対象が深いところにあるからです。歯石が歯ぐきの中にあるかどうかは検査で分かります。数値の読み方は歯周病検査の数値の見方|ポケット4mm・6mmと出血が示すもので解説しています。歯ぐきの上の歯石取りについては歯石取りは痛い?頻度・費用・自分で取ってはいけない理由もあわせてご覧ください。

なぜSRPで麻酔を使うのか

理由は二つあります。患者さんの痛みを抑えるためと、術者が処置をやりきるためです。 一つ目は分かりやすい理由です。歯ぐきの中の根の表面には知覚が通っており、炎症があればなおさら敏感になっています。麻酔なしで4ミリ、6ミリという深さまで器具を入れれば、鋭い痛みが出ます。痛みをこらえながらの処置は体もこわばり、30分、40分と続けることが難しくなります。 二つ目のほうが、実は臨床的には重要です。痛みがあると、術者は無意識に手加減します。歯石が残っていそうな部位でも、痛がる患者さんを前にすると器具を押し当てる力を弱めてしまう。その結果、取り残しが生じます。歯周病の治療は「取り残しがあるかどうか」で結果が決まる処置ですから、これは避けたい事態です。 麻酔をして痛みの心配がなくなると、術者は根の形に沿って必要な圧をかけ、根が枝分かれしている部分や凹んでいる部分まで器具を回し込めます。麻酔は、患者さんのためであると同時に、清掃の精度を上げるための道具でもあるのです。 なお、麻酔をしても取り切れない深さや形態の部位はあります。その場合に検討されるのが歯ぐきを開いて直接見る方法で、歯周外科手術(フラップ手術)とは|流れ・痛み・費用で詳しく解説しています。
歯ぐきの中の深い歯周ポケットに固着した歯石を細い器具で根の表面から取り除く仕組みを示した断面図

使う麻酔の種類と量

歯科で用いる局所麻酔は、虫歯の治療で使うものと基本的に同じです。特別に強い薬を使うわけではありません。 多くの場合、まず表面麻酔を塗ります。ジェル状の薬を歯ぐきに1〜2分置くと表面の感覚が鈍り、注射針が入る瞬間の刺激がほとんど分からなくなります。その後、細い針で歯ぐきに少量を注入します。針の太さは髪の毛ほどで、注入の速度をゆっくりにするほど圧の違和感は小さくなります。 量は、1回に処置する範囲によります。口を上下左右の4つ、あるいは6つの区画に分けて進めるのが一般的で、1区画あたりカートリッジ1本前後、多くても2本というのが目安です。効果は1〜3時間ほど続きます。 奥歯の下側だけは、あごの神経の根元にまとめて効かせる方法をとることがあります。この場合は舌や下唇までしびれ、感覚が戻るまで3時間近くかかることもあります。麻酔が切れるまでの時間の目安と過ごし方は歯科の麻酔はいつ切れる?時間の目安と食事・仕事・入浴の注意点にまとめました。 血圧を上げにくい麻酔薬を選ぶ、血管収縮薬の入っていないものを使うといった調整もできます。持病や服薬がある方は、予約時と当日の問診で必ずお伝えください。判断の考え方は持病や薬があっても歯科麻酔は受けられる?高血圧・糖尿病・抗血栓薬の注意点で整理しています。

処置中に実際に感じること

麻酔が効いた状態でのSRPは、「痛い処置」ではなく「何かをされている感覚が続く処置」です。 まず伝わるのは圧です。器具を根の表面に当てて動かすので、押される感じや引っかかる感じは麻酔をしていても分かります。これは痛覚ではなく圧覚で、麻酔で完全に消えるものではありません。 次に振動と音です。超音波の器具を併用する場合、細かい振動と高い音が続きます。水が出るため吸引の音も重なります。音が苦手な方は、あらかじめ伝えておくと手用の器具中心に切り替えるなどの対応ができます。 時間は1区画あたり20〜40分程度です。ずっと口を開けているため、顎の疲れのほうがつらいという方も少なくありません。途中で休憩を挟みたいときは、手を挙げる合図を最初に決めておくと安心です。 もし処置中に鋭い痛みが出たら、我慢せずすぐ合図してください。麻酔の追加で解決することがほとんどです。1回の通院で何区画進めるか、全体で何回かかるかの見通しは歯周病治療は何回通う?1回で終わらない理由と期間の目安をご覧ください。

麻酔が効きにくいことがある

強い炎症がある部位では、麻酔が効きづらくなることがあります。膿がたまっていたり、歯ぐきが真っ赤に腫れていたりする場所では、組織が酸性に傾いて薬が働きにくくなるためです。 この場合は、麻酔の量を増やすより、まず炎症を抑えてから改めて処置日を設定するほうが確実です。数日、うがい薬や抗菌薬で腫れを引かせてからSRPに入る、という順序をとることがあります。 体質的に効きにくいと感じている方もいます。過去の治療で「麻酔が効かなかった」経験があれば、そのときの状況を伝えてください。麻酔の種類を変える、注入する場所を変える、時間をおいて効き方を確かめるなど、打ち手はいくつもあります。詳しくは歯の麻酔が効かない・効きにくい原因|炎症・体質・当日にできる対処を歯科医が解説で解説しています。

超音波の器具と手用の器具の使い分け

SRPでは、先端が細かく振動する超音波の器具と、手で動かす鎌のような形の器具(キュレット)の両方を使います。どちらか一方が優れているというものではなく、役割が違います。 超音波の器具は、水を出しながら硬い沈着物を効率よく砕いて落とすのが得意です。範囲の広い部位や、量の多い歯石を短時間で減らすときに向いています。反面、根の表面のわずかな凹凸や、指先で「まだざらつく」と感じる部分を仕上げる精度では手用の器具に劣ります。 手用の器具は、刃の角度を根の面に合わせ、一定の力で引き上げる操作を繰り返します。時間はかかりますが、根の形をなぞって仕上げられるため、深い部位の最終的な確認はこちらで行うことがほとんどです。取り切れたかどうかは、目ではなく指先に伝わる感触で判断します。 実際には、超音波で大きな沈着を落としてから手用の器具で仕上げる、という順で組み合わせることが多くなります。音や振動が苦手な方には手用中心に切り替えることもできますので、遠慮なくお伝えください。歯ぐきの上の清掃で使う器具との違いは歯のクリーニングは保険でできる?適用される条件と自費との違い・費用の目安でも触れています。

1回で何区画進めるのが適切か

「何回にも分けず、まとめてやってほしい」というご希望はよくいただきます。実際には、区画を分けて進めるほうが結果は安定します。 理由の一つは麻酔の量です。口全体を一度に麻酔すれば使用量が増え、唇も舌も広くしびれます。食事はもちろん、会話にも支障が出ますし、頬の内側を噛む事故も起きやすくなります。 もう一つは処置の質です。SRPは集中力と手の感覚に依存する処置で、1区画あたり20〜40分かかります。これを連続で4区画行えば、後半の精度は落ちます。取り残しを防ぐという目的からすると、区画を分けたほうが理にかなっています。 さらに、区画を分けると経過を見ながら進められます。最初の区画の治り方を見て、次の区画で力加減や術後の説明を調整できます。歯ぐきの反応には個人差があるため、この確認の意味は小さくありません。 なお、全身麻酔や鎮静下で一度にまとめて行う方法もありますが、日本の一般的な歯科医院では例外的です。通院回数を減らしたい事情がある場合は、1回の処置時間を長めに取って2区画ずつ進めるなどの調整を相談してください。
処置当日から数日間の過ごし方としてやわらかい歯ブラシとぬるめの飲み物で歯ぐきを休ませる様子を示した図

処置後の痛みと当日の過ごし方

麻酔が切れた後、歯ぐきに鈍い痛みや違和感が出ることがあります。強い痛みが続くことは多くありませんが、しみる感覚は珍しくありません。 当日は、麻酔が切れるまで食事を控えてください。感覚のない状態で噛むと、頬の内側や舌を噛んでしまいます。切れた後の食事は、熱いもの・辛いもの・硬いものを避けると楽です。飲酒と激しい運動、長風呂は血流が増えて痛みが出やすいため、その日は控えるのが無難です。 痛みが気になるときは、市販の鎮痛薬で対応できます。医院で処方があればそちらを優先してください。処置部位を舌や指で触ると治りが遅れるので、気になっても触らないことが大切です。 歯みがきは、当日から続けて構いません。ただし処置した部位だけは、毛のやわらかい歯ブラシで軽くなでる程度にとどめます。強い力で磨くと歯ぐきが下がる原因になります。適切な力加減は歯磨きの力が強すぎるサイン|適切なブラッシング圧と直し方で確認できます。 処置後2〜3日は、歯ぐきが引き締まる過程で歯が長く見えたり、冷たいものがしみたりします。歯石という覆いが取れて根の表面が露出するためで、多くは数週間で落ち着きます。歯ぐきが下がったように感じる理由は歯茎が下がる原因と治療|歯肉退縮のセルフケアもご覧ください。

前日と当日にしておくとよいこと

準備といっても大がかりなものではありませんが、いくつか気をつけると当日が楽になります。 前日は睡眠をとってください。寝不足の状態は痛みを感じやすく、麻酔が効きにくいと感じる要因にもなります。空腹のまま麻酔を受けると気分が悪くなることがあるため、当日は軽くでも食事を済ませてから来院してください。処置後しばらく食べられないという点でも、先に食べておくほうが安心です。 服用中の薬とお薬手帳は持参してください。血をさらさらにする薬、骨に関わる薬、血圧の薬などは、処置の進め方に影響します。自己判断で中止しないこと、そして必ず申告することの両方が大切です。骨の薬については歯周病と骨粗鬆症の関係|骨の薬(ビスフォスフォネート)と歯科治療の注意を歯科医が解説で解説しています。 当日は、処置する部位も含めていつもどおり歯を磨いてから来てください。プラークが少ないほど処置は進めやすく、術後の治りも良くなります。 そして予定の組み方です。麻酔が切れるまでに1〜3時間かかり、直後は人前で話しにくい状態になります。大事な会議や会食がある日は避け、処置後は無理のない予定にしておくとよいでしょう。

受診したほうがよいサイン

順調な経過であれば、痛みは翌日をピークに軽くなっていきます。次のような場合は、次回を待たずに連絡してください。 痛みが3日以上たっても強まる場合、腫れが日ごとに大きくなる場合、38度を超える発熱がある場合、出血が止まらず量が増える場合です。いずれも感染や別の原因が隠れている可能性があります。膿の袋のような症状については歯茎にできものができ膿が出る原因と治療法|フィステルを歯科医が解説で解説しています。 夜間や休日に痛みが強くなった場合の対応は休日・夜間に歯が痛い時の応急処置と救急受診の判断にまとめました。名古屋市には休日急病診療所の歯科がありますので、そちらも選択肢になります。

麻酔が苦手・怖い場合の選択肢

注射そのものが苦手という方は少なくありません。無理に我慢する必要はなく、伝えていただければ工夫できます。 表面麻酔を長めに置く、注入速度を機械で一定に保つ、細い針を使うといった方法で刺入の刺激はかなり減らせます。仰向けになるのがつらい方は、背もたれの角度を調整することもできます。 過去に歯科で気分が悪くなった経験がある方は、その旨を先にお伝えください。血圧や脈を確認しながら進める、1回の処置時間を短くして区画を細かく分けるといった配慮ができます。何年も受診していない不安も含めて相談したい方は何年も歯医者に行っていない|久しぶりの受診で怒られる?費用と流れの不安を解消を参考にしてください。 なお麻酔は保険診療の中に含まれており、SRPの費用に上乗せで大きな負担が生じるものではありません。全体の費用感は歯周病治療の費用はいくら?保険での検査・SRP・再評価の目安をご覧ください。

よくある質問

歯石取りで麻酔をするのは大げさではありませんか

歯ぐきの中のポケットを清掃する場合は、標準的な進め方です。見えない位置にある歯石を触覚だけで取り切るには、痛みで手加減しない条件が要ります。麻酔は患者さんの負担を減らすと同時に、取り残しを防ぐための手段でもあります。歯ぐきの上だけであれば麻酔は使いません。歯ぐきの中に歯石があるかどうかは、検査でポケットの深さを測れば分かります。

SRPの麻酔はどのくらいで切れますか

上あごや前歯の周囲であれば1〜2時間、下の奥歯にまとめて効かせた場合は2〜3時間が目安です。舌や唇の感覚が戻るまでは食事を控えてください。感覚がないまま噛むと頬の内側を傷つけます。長引く場合でも半日以内には戻るのが一般的です。効き方には個人差があり、同じ方でも部位によって差が出ます。

処置後はどのくらい痛みますか

多くの方は、鈍い違和感が2〜3日、しみる感じが数週間という経過をたどります。強い痛みが続くことはまれで、市販の鎮痛薬で対応できる範囲に収まります。痛みが日ごとに強くなる、腫れが増す、発熱があるといった場合は経過観察せず連絡してください。歯ぐきが引き締まる過程でしみるのは、改善に伴う変化にあたります。

麻酔をしても痛かったらどうすればよいですか

すぐ手を挙げて合図してください。麻酔を追加すればほとんどは解決します。炎症が強い部位では薬が効きにくいことがあり、その日は範囲を狭めて別日に回す判断もあります。我慢して続けると体が緊張し、かえって処置の精度が落ちてしまいます。手を挙げる合図の方法を、処置の前に決めておくと安心です。

1回で全部の歯石を取ってもらえませんか

麻酔の量と処置時間の制約から、口を4〜6の区画に分けて数回に分けるのが一般的です。1回で全体を行うと麻酔量が多くなり、口全体がしびれて食事も難しくなります。中等度の方で4回前後、範囲が広い場合はそれ以上かかることがあります。全体で何回かかるかは、最初の検査を終えた段階で示してもらえます。

妊娠中でもSRPの麻酔は受けられますか

歯科の局所麻酔は使用量がごく少なく、妊娠中でも受けられるとされています。安定期にあたる時期を選ぶことが多く、体位の負担にも配慮して進めます。妊娠中は歯ぐきが腫れやすく治療の必要性も高いため、自己判断で先延ばしにせず相談してください。妊娠中は歯ぐきが腫れやすく、先延ばしにするほど処置が大がかりになります。

麻酔をした日はお風呂や運動は避けるべきですか

その日は長風呂と激しい運動、飲酒を控えてください。血流が増えると処置した歯ぐきがうずいたり、出血が長引いたりすることがあります。シャワー程度であれば問題ありません。翌日以降、痛みや腫れがなければ普段どおりの生活で構いません。歯みがきは当日から続けて構いませんが、処置した部位だけは軽くなでる程度にとどめます。

名古屋で歯周病の治療を受けるとき何を確認すればよいですか

初回の検査で全体のポケットを測っているか、区画ごとの計画と回数の見通しを示してもらえるかを確認してください。名古屋(中区・栄・名古屋駅エリア)や愛知・東海の医院でも、麻酔の有無や痛みへの配慮は相談できます。名古屋市の無料の歯周疾患検診を入口にする方法もあります。

まとめ

歯ぐきの中の歯石取り(SRP)で局所麻酔を使うのは、処置が乱暴だからではありません。ポケットの奥という見えない場所で、根の表面を触覚だけでなぞって清掃しきる必要があるからです。痛みがあると術者は手加減し、取り残しにつながります。麻酔は患者さんの負担を減らすと同時に、清掃の精度を確保する手段でもあります。使うのは歯科でごく一般的な局所麻酔で、1区画あたり1〜2本分、効果は1〜3時間ほどです。処置中に伝わるのは押される圧と振動で、鋭い痛みが出たら合図すれば追加できます。強い炎症がある部位では効きにくいことがあり、その場合は腫れを抑えてから改めて処置日を設けるほうが確実です。処置後は鈍い違和感が2〜3日、しみる感覚が数週間続くことがありますが、多くは自然に落ち着きます。痛みが日ごとに強まる、腫れが増す、発熱があるときは連絡してください。名古屋(中区・栄・名古屋駅エリア)や愛知・東海にお住まいの方は、歯周病の検査と基本治療(スケーリング・SRP)で処置全体の位置づけを確認し、通院の見通しは歯周病治療は何回通う?1回で終わらない理由と期間の目安、治療の到達点の考え方は歯周病は治る?「完治」と「管理」の正しい理解もあわせてご覧ください。

参考・出典

  • 日本歯周病学会「歯周病患者における抗菌療法の指針」「歯周治療のガイドライン」
  • 日本歯科麻酔学会「歯科診療における局所麻酔の指針」
  • 厚生労働省「診療報酬点数表(歯科)」
  • 名古屋市「歯周疾患検診」

監修:村井 亮介(DDS, MSD/米国インディアナ大学大学院 補綴科修了)
Indiana University 大学院 補綴科修了/ACP・ITI・AO・日本補綴歯科学会 会員。名古屋(中区・栄・名古屋駅エリア)を拠点に、愛知・東海地方で歯のお悩みを抱える方へ向けて情報を発信しています。理念は「10年後も削り直さない治療」。

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