対象エリア:名古屋(中区・栄・名古屋駅)をはじめ、愛知・東海地方で歯のお悩みを抱える方へ。
子どもの歯ぎしりは、乳歯期から生え替わり期にかけてとても多く、そのほとんどは治療を必要としません。名古屋(中区・栄・名古屋駅エリア)の診療の場でも「夜中にギリギリと大きな音がして驚いた」「歯がすり減らないか」という相談は、2〜3歳と6〜8歳のお子さんの保護者からよく受けます。この時期の歯ぎしりは、変わっていくかみ合わせを子ども自身が調整している生理的な動きと考えられており、成長とともに自然に減っていくのが一般的です。ただし、乳歯が目に見えて削れている、しみる、欠けた、朝に顎や頭の痛みを訴える、いびきをともなう場合は歯科で確認しておきたい状態です。このページでは、年齢ごとの頻度と原因、様子を見てよい場合と受診の目安、マウスピースの考え方、家庭でできることを、大人の歯ぎしりとは分けて整理します。生え替わり期に起きやすいトラブル全体は<a href="/treatment/kids-eruption-2/">乳歯から永久歯への生え替わり|時期・注意点・トラブル別の対処</a>にまとめています。

このページの要点
- 乳歯期から生え替わり期の歯ぎしりは3人に1人前後にみられ、珍しいものではない
- かみ合わせが変わる時期に、子ども自身が歯の当たり方を探る生理的な動きと考えられている
- 音が大きくても、歯や顎に変化がなければ様子を見てよいことが多い
- 乳歯の著しい摩耗、しみる、欠け、顎の痛み、頭痛、歯の揺れ、いびきや無呼吸は受診の目安
- 大人向けのマウスピースやボトックスは子どもには原則として使わない
- 口呼吸や鼻づまり、寝る前の過ごし方など、家庭で整えられる要因もある
| 気になる様子 | 考えられる背景 | 対応の目安 |
|---|---|---|
| 夜に大きな音を立てる | 生え替わり期のかみ合わせ調整。音の大きさと害は比例しない | 歯や顎に変化がなければ様子を見る |
| 乳歯の先が平らに削れている | 軽い摩耗は正常範囲。象牙質が広く見えるなら進行が速い | 定期検診で削れ方を記録。急に進むなら受診 |
| 冷たいものでしみる・欠けた | 摩耗が象牙質に達している、または亀裂 | 早めに受診 |
| 朝に顎や頭が痛いと言う | 咀嚼筋(そしゃくきん)の疲労、顎関節への負担 | 受診して噛み合わせと顎を確認 |
| いびき・口を開けて眠る | 鼻づまり、扁桃やアデノイドの肥大、口呼吸 | 歯科と小児科・耳鼻科で相談 |
| 昼間も食いしばっている | 緊張、集中、ストレス、癖 | 気づいたら声をかけ、続くなら受診 |
子どもの歯ぎしりはどのくらいの子にみられるか
歯ぎしり(ブラキシズム:眠っている間や日中に歯をこすり合わせたり、強く噛みしめたりする動き)は、子どもにきわめてよくみられます。国内外の調査では、乳幼児期から小学校低学年にかけて2〜4割のお子さんにあると報告されており、報告に幅はあるものの、おおよそ3人に1人前後と考えて差し支えありません。 年齢でみると、音を立てる歯ぎしりが最初に目立つのは、上下の乳歯が噛み合い始める1歳半から3歳頃です。次に増えるのが、前歯と6歳臼歯が生える6〜8歳で、この時期にピークを迎えます。その後、犬歯や小臼歯が永久歯に替わる10〜12歳頃から減り始め、多くは思春期までに自然に軽くなります。 大人の歯ぎしりが成人の1割前後とされるのに比べ、子どもの頻度がはるかに高いことは、この現象が成長に付随した一時的なものであることを示しています。「うちの子だけ」ではないと知るだけで、落ち着いて経過を見られる方がほとんどです。乳歯期・生え替わり期に歯ぎしりが増える理由
子どもの歯ぎしりの多くは、かみ合わせが変わっていく時期に、上下の歯の当たり方を子ども自身が探っている動きと考えられています。 乳歯が生えそろう3歳頃までは、上下の歯がどこで噛めばよいかが定まっていません。歯をこすり合わせて噛み合う位置を体で覚えていく過程で歯ぎしりが出ます。乳歯の先が少し平らになるのはこの調整の結果で、噛み合わせが安定するためにはむしろ必要な変化です。 生え替わり期には、乳歯が抜けて永久歯が生えるたびに、噛み合わせの高さや位置が変わります。生えたばかりの永久歯は乳歯より大きく、先端にギザギザがあり、隣の歯と高さも揃っていません。この不揃いを慣らそうとする動きが歯ぎしりとして現れます。生えたての永久歯の特徴は生えたばかりの永久歯が黄色い・ギザギザ・大きい|乳歯との違いと様子を見てよいケースで解説しています。 乳歯が揺れ始めた時期に歯ぎしりが一時的に強くなることもあります。揺れている歯は噛むと動くため、その違和感を確かめるように歯をこするためです。揺れ始めた乳歯の扱いは乳歯がグラグラしてきた|自然に抜けるのを待つ目安・家で抜いてよいか・受診が必要なサインをご覧ください。かみ合わせ以外の原因
かみ合わせの変化だけでは説明がつかない歯ぎしりもあります。次の要因が重なると、強く長く続く傾向があります。 一つ目は、口呼吸と鼻づまりです。鼻が詰まって口で息をしていると眠りが浅くなり、睡眠中に体が何度も覚醒しかけます。この浅い眠りの間に歯ぎしりが起きやすいことが知られています。扁桃(へんとう)やアデノイド(鼻の奥のリンパ組織)が大きいお子さんでは、いびきと歯ぎしりが一緒にみられます。口呼吸の見分け方と改善の方向は子どもの口呼吸・ぽかん口|歯並びと健康への影響・改善方法で詳しく扱っています。 二つ目は、睡眠の質そのものです。寝る時刻が遅い、寝る直前まで画面を見ている、寝る前に興奮する遊びをしているといった生活は、眠りを浅くし、歯ぎしりを増やす方向に働きます。 三つ目は、緊張やストレスです。入園・入学、引っ越し、弟や妹の誕生といった環境の変化のあとに歯ぎしりが増えることは、診療の場でもよく経験します。言葉にできない気持ちが、噛みしめという形で出ていることがあります。 四つ目は、指しゃぶりや爪噛みなど口まわりの癖です。長く続く指しゃぶりは前歯の噛み合わせを変え、その違和感が歯ぎしりにつながることがあります。やめさせる時期の考え方は指しゃぶり・おしゃぶりは歯並びに影響する?やめさせる時期と方法にまとめています。 五つ目は、発達の特性です。感覚の刺激を求める傾向が強いお子さんでは、日中の食いしばりや歯ぎしりが多いと報告されています。小児科や療育との連携が助けになることがあります。様子を見てよい場合
音は大きくても、次の条件に当てはまるなら、治療をせずに経過を見て問題ありません。 乳歯の先が平らになっている程度で、象牙質(ぞうげしつ:エナメル質の内側にある黄色みを帯びた層)が大きく露出していないこと。しみる様子がないこと。朝に顎の痛みやだるさ、頭痛を訴えないこと。食事や会話に支障がないこと。いびきや呼吸の乱れをともなわないことです。 1〜3歳、6〜8歳、9〜12歳はいずれも歯ぎしりが出やすい時期です。上の条件を満たしているなら、次の定期検診で削れ方を見てもらいながら経過を追えば十分です。 乳歯が抜けないまま永久歯が後ろから生えて二列になっている時期にも、噛み合わせが不安定になり歯ぎしりが一時的に増えることがあります。この状態でどこまで待ってよいかは乳歯が抜けないのに永久歯が生えてきた(二枚歯)|様子を見てよい期間と抜歯を考える目安で解説しています。 なお、乳歯自体の軽い摩耗は、その下で作られている永久歯の形や質には影響しません。受診したほうがよいサイン
一方で、次の変化がある場合は、歯ぎしりの力が歯や顎の許容範囲を超えている可能性があるため、早めに確認してください。 一つ目は、乳歯の著しい摩耗です。前歯が目に見えて短くなった、奥歯の噛む面が平らになって黄色い象牙質が広く見える状態です。乳歯はエナメル質が薄いため、摩耗が象牙質に達すると進行が速くなります。 二つ目は、しみる、痛がるという訴えです。摩耗が神経に近づいているか、歯に細かな亀裂が入っているサインです。 三つ目は、歯が欠けた、割れた場合です。歯ぎしりの力で乳歯の角が欠けることがあり、ぶつけたときと同じ対応が必要です。受診の目安と応急処置は子どもが歯をぶつけた・乳歯が折れた|受診の目安と応急処置を参考にしてください。 四つ目は、顎の痛みや頭痛です。朝に顎がだるい、口を開けると関節が鳴る、こめかみが痛いと訴える場合は、噛みしめの力が顎の関節や筋肉に負担をかけています。 五つ目は、抜ける時期ではない歯の揺れです。強い力が続くと歯を支える組織が傷んで揺れることがあり、外傷や虫歯の可能性もあわせて確認します。 六つ目は、いびき、口を開けて眠る、眠っている途中で呼吸が止まって見える、日中の眠気や落ち着きのなさです。歯ぎしりは睡眠中の呼吸の問題と一緒に起きることが多く、小児科や耳鼻咽喉科と連携して眠りの質を評価する必要があります。 摩耗が進んだ歯に起きることの全体像は食いしばり・歯ぎしりで歯がすり減る(咬耗)|削れた歯の影響と対処を歯科医が解説で扱っています。
子どもにマウスピースを作るかどうか
大人の歯ぎしりでは、就寝時にナイトガード(歯ぎしり用のマウスピース)で歯を守る方法が一般的です。しかし子どもの場合、筆者の考えでは、原則としてマウスピースは作りません。 理由は三つあります。第一に、子どもの顎と歯並びは成長の途中で、型を取ったマウスピースは数か月で合わなくなり、作り直しを繰り返すことになります。第二に、硬い装置を長期間入れることで、顎の成長や歯の萌出(ほうしゅつ:歯が生えてくること)を妨げるおそれがあります。第三に、生え替わり期の歯ぎしりはかみ合わせを調整する動きであり、装置で止める必要がないためです。 例外は、永久歯が生えそろった中学生以降で、歯ぎしりが続き、明らかな摩耗や顎の症状がある場合です。成長による変化が小さくなるため、ナイトガードを検討する余地が出てきます。費用や保険適用、手入れの方法はナイトガード(歯ぎしり用マウスピース)の費用・保険・手入れと寿命を参考にしてください。 また、大人では噛む筋肉にボツリヌス製剤を注射して力を弱める方法が選択肢になることがありますが、成長期の子どもには適応がありません。大人向けの治療の全体像は歯ぎしり・食いしばりの原因と治療|マウスピース・ボトックスは効く?にまとめており、その内容は子どもに当てはめないことが前提です。家庭でできる対応
歯ぎしりそのものを止める方法はありませんが、強くする要因を減らすことは家庭でできます。 まず、鼻で呼吸できているかを確かめてください。日中に口が開いている、鼻をすする、口を開けて噛む様子があれば鼻づまりの可能性があります。アレルギー性鼻炎や扁桃の肥大が背景にあるなら、小児科や耳鼻咽喉科での治療が歯ぎしりの軽減にもつながります。 次に、寝る前の過ごし方を整えます。寝る1時間前には画面を消し、部屋を暗めにして、興奮する遊びを避けます。寝る時刻を一定にし、年齢に応じた睡眠時間を確保することが、浅い眠りを減らす方向に働きます。 日中の食いしばりに気づいたら、「歯を離してごらん」と声をかけます。上下の歯は食事のとき以外は触れないのが本来の状態で、本人が意識できる年齢なら噛みしめを減らせます。ただし、叱ったり繰り返し指摘したりすることは、緊張を高めて逆効果になりやすいので避けてください。 環境の変化や不安が背景にあると感じるときは、寝る前に絵本を読む、その日の話を聞くなど、安心して眠りに入れる時間を作るほうが、結果として歯ぎしりを減らします。 そして、歯ぎしりのある子は虫歯予防を丁寧に行ってください。摩耗で象牙質が出た部分は酸に弱いためです。フッ素入りの歯磨き剤を年齢に合った量で使い、仕上げ磨きを続けることが基本です。放置した場合に起こりうること
生理的な歯ぎしりを放置しても、多くは成長とともに収まり、永久歯に問題を残しません。ただし、強い歯ぎしりが長く続いた場合には、次のことが起こりえます。 乳歯の摩耗が象牙質に達し、しみる、欠けるといった状態になると、乳歯とはいえ処置が必要になります。摩耗した面は虫歯になりやすく、乳歯の虫歯が根の先で炎症を起こすと、その下の永久歯に影響することがあります。子どもの虫歯全体の考え方は子どもの虫歯|原因・治療・予防を歯科医が解説をご覧ください。 強い噛みしめが続くと、顎の関節や筋肉に負担がかかり、口が開きにくい、関節が鳴る、頭痛が続くといった症状が学童期のうちから出ることがあります。 口呼吸や睡眠中の呼吸の問題が背景にある場合、放置すると歯並びの乱れ、顔つきの変化、日中の集中力の低下、成長への影響につながる可能性が指摘されています。歯ぎしりだけを気にして、背景の原因を見過ごさないことが大切です。歯科で確認してもらえること
受診すると、次のことを確認します。 一つ目は、歯の摩耗の程度と、しみる症状の有無です。削れ方が年齢相応か、象牙質が露出していないか、欠けや亀裂がないかを見て写真を記録し、次回との比較で進行の速さを判断します。 二つ目は、噛み合わせと生え替わりの進み具合です。生え替わり途中の一時的なものか、噛み合わせの偏りが背景にあるかを、年齢と照らして判断します。乳歯が抜けたあと永久歯が生えてこない場合は、レントゲンで位置や有無を確認することがあり、その考え方は永久歯が生えてこない|乳歯が抜けて半年以上たつときに考える原因(埋伏・先天欠如)と検査で解説しています。 三つ目は、顎の関節と筋肉の状態です。口の開き方、関節の音、こめかみや頬の筋肉を押したときの痛みを確認します。 四つ目は、口呼吸や睡眠の様子の聞き取りです。いびき、日中の眠気や口の開き具合を伺い、必要に応じて小児科や耳鼻咽喉科への受診をおすすめします。 五つ目は、予防処置です。摩耗した面を守るフッ素塗布や、しみる部分への処置をその日に行えることが多いです。経過を見る間隔は、変化がなければ半年ごと、摩耗が進んでいれば3か月ごとが目安です。
大人の歯ぎしりとの違い
子どもの歯ぎしりは成長にともなう生理的な現象で、噛み合わせが落ち着くと自然に減ることが期待できます。一方、大人の歯ぎしりはストレスや睡眠の質、噛み合わせの問題が絡み合って慢性化しやすく、永久歯の摩耗や割れ、詰め物の破損、顎関節症につながるため、ナイトガードなどで歯を守る対応が中心になります。 子どもで気にするべきは、音や頻度ではなく、歯・顎・呼吸に変化が出ていないかという点です。中学生以降も続いて永久歯に摩耗が出てきた場合に、大人と同じ視点で対応を考える時期に入ります。よくある質問
子どもの歯ぎしりは何歳から何歳まで続きますか
上下の乳歯が噛み合い始める1歳半から3歳頃に始まり、前歯と6歳臼歯が生える6〜8歳でピークを迎え、永久歯が生えそろう12歳前後までに多くは自然に減ります。生え替わりの各段階でかみ合わせが動くたびに増減を繰り返すのが普通です。中学生以降も続き、永久歯の摩耗や顎の症状があれば、そこで初めて対応を検討します。夜中の歯ぎしりの音が大きいのですが問題ありませんか
音の大きさと歯への害は比例しません。乳歯はエナメル質が薄く、こすれると大きな音が出やすいためです。乳歯の先が平らになっている程度で、しみる、欠けた、朝に顎や頭の痛みを訴える、いびきをともなうといった変化がなければ、様子を見て構いません。定期検診で削れ方を記録してもらい、進み方が速いときに相談する形で十分です。乳歯がすり減ると永久歯に影響しますか
乳歯自体の摩耗は、下で作られている永久歯の形や質には影響しません。乳歯はいずれ抜けて永久歯に替わるためです。ただし摩耗が象牙質に達して虫歯が進み、根の先で炎症を起こした場合は、その下の永久歯に変色や形の異常が出ることがあります。摩耗した面は酸に弱いので、フッ素と仕上げ磨きで虫歯を防ぐことが大切です。子どもの歯ぎしりにマウスピースは作れますか
原則として作りません。子どもの顎と歯並びは成長の途中で、型を取った装置は数か月で合わなくなり、硬い装置が顎の成長や歯の萌出を妨げるおそれもあります。生え替わり期の歯ぎしりはかみ合わせを調整する動きで、止める必要もありません。永久歯が生えそろった中学生以降で、歯ぎしりが続き、摩耗や顎の症状がある場合に限って検討します。歯ぎしりとストレスは関係がありますか
関係することがあります。入園や入学、引っ越し、弟や妹の誕生といった環境の変化のあとに歯ぎしりが増えることは、診療の場でもよく経験します。本人が言葉にできない緊張が噛みしめとして出ている状態です。叱ったり繰り返し指摘したりすると緊張が強まるため、寝る前に安心して眠りに入れる時間を作るほうが、結果的に歯ぎしりを減らします。いびきと歯ぎしりが一緒にあるときはどうすればよいですか
歯科だけでなく、小児科や耳鼻咽喉科にも相談してください。鼻づまりや扁桃・アデノイドの肥大で口呼吸になり眠りが浅くなると、その間に歯ぎしりが起きやすくなります。眠っている途中で呼吸が止まって見える、日中に眠気や落ち着きのなさがある場合は、睡眠中の呼吸の評価が必要です。この場合、歯ぎしりは呼吸の問題を知らせるサインです。日中も歯を食いしばっています。やめさせる方法はありますか
上下の歯は食事のとき以外は触れないのが本来の状態です。本人が意識できる年齢なら、気づいたときに「歯を離してごらん」と穏やかに声をかけることで、日中の噛みしめは減らせます。集中や緊張のときに出やすいので、そのタイミングを把握しておくと声をかけやすくなります。叱る、何度も指摘する対応は逆効果になりやすいので避けます。名古屋で子どもの歯ぎしりを診てもらう費用はどのくらいですか
摩耗や噛み合わせの確認、フッ素塗布、しみる部分への処置は保険診療で受けられ、2026年9月時点では3割負担で数百円から2,000円程度が目安です。名古屋市にお住まいのお子さんは子ども医療費助成の対象となり、窓口負担は多くの場合ありません。健康保険証と医療証を持参し、定期検診のついでに相談するのが負担の少ない方法です。まとめ
子どもの歯ぎしりは、乳歯期から生え替わり期にかけて3人に1人前後にみられ、変わっていくかみ合わせを子ども自身が調整している生理的な動きと考えられています。1〜3歳と6〜8歳に目立ち、永久歯が生えそろう頃には多くが自然に減ります。音が大きくても、歯や顎に変化がなければ治療は不要で、定期検診で削れ方を記録しながら経過を見れば十分です。一方、乳歯の著しい摩耗、しみる、欠け、朝の顎の痛みや頭痛、抜ける時期ではない歯の揺れ、いびきや呼吸の乱れは、受診して確認したいサインです。口呼吸や睡眠中の呼吸の問題が背景にある場合は、小児科や耳鼻咽喉科との連携が必要になります。大人向けのマウスピースやボツリヌス製剤による治療は、成長期の子どもには原則として使いません。家庭では、鼻呼吸の確認、寝る前の過ごし方、日中の噛みしめへの穏やかな声かけ、摩耗した歯を守る虫歯予防が対応の柱になります。愛知・東海にお住まいで、生え替わりの時期や順番、そのほかのトラブルについて知りたい方は、乳歯から永久歯への生え替わり|時期・注意点・トラブル別の対処もあわせてご覧ください。費用や制度は2026年9月時点の情報です。参考・出典
- 日本小児歯科学会「こどもたちの口と歯の質問箱」 https://www.jspd.or.jp/
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「歯ぎしり」 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/
- 日本歯科医師会「歯とお口のことなら何でもわかる テーマパーク8020」 https://www.jda.or.jp/park/
- 日本小児科学会 https://www.jpeds.or.jp/
- 名古屋市「子ども医療費助成制度」 https://www.city.nagoya.jp/